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【マレーシアGP】マッサ、痛恨のスピンアウト

マレーシアGP、ポールポジションからスタートしたものの自らのスピンでレースを終えたマッサ。昨年から一貫した安定度が欠けているレーサーである。

マッサは2002年にザウバーからデビューし、速さを見せ付けたものの一貫する安定度がなく、翌2003年はフェラーリのテストドライバーとして英才教育を受けた。翌2004年にザウバーに戻った際には安定度が明らかにあり、著しく成長したレーサーだった。

2006年を以ってミハエル・シューマッハが引退し、ライコネンとともにジョイント・ナンバーワン待遇の中でレースをしてきた。しかし、昨年から勝てるか止まるかのイメージが強い。

チームメートがチャンピオンに輝き、新たなシーズンに臨んだマッサ。開幕戦はトラブルで止まらざるを得なかったが、それでもスタート直後のスピンはチームも眉間に皺を寄せただろう。

第2戦で巻き返しを図りたいところだったが、チームメートよりも速く走れない事を露呈したばかりか、2位走行中にスピンを喫してリタイアとなった。もはやイタリア紙のバッシングは避けられない。

今シーズンからトラクション・コントロール・システ(TCS)ムが禁止になり、ドライバーの技術が大いに問われている。その中でのスピンは"TCS装着車輌のみ運転可能な運転手"といわれても仕方がない。

しかし、シーズンは始まったばかりだ。マクラーレンにもBMWザウバーにもトラブルが起きる時が来る。その時にはチャンピオンシップをリードできる射程範囲にいなければならない。

もう下手なレースはできない。未だ無得点のマッサにとって、チャンピオンシップ1位とのさらなる点差は許されない。

# by beginners-aid | 2008-04-02 13:57

【オーストラリアGP】フェラーリ、チャンピオンの危機

前年度チャンピオンとして迎えたシーズンの開幕戦、フェラーリにとっては悲劇だった。ライコネンとマッサはレースをリタイアした。ライコネンは後に繰り上がりで1ポイントを獲得したが、何の慰めにもならない。

チャンピオンであるライコネンは予選で沈んだ15位から好スタートを切り、1周目で大きく順位を上げた。1回ストップ作戦で燃料搭載量が多いにも関わらず、順位を上げていた序盤は見事だった。

どこで焦ったのかは不明だが、ライコネンはコバライネンを抜きあぐねるばかりにオーバースピードでコースアウトした他、グロックを抜こうとした際に左タイヤを芝生に落としてスピンをしてしまった。

唯一のピットインのタイミングもセーフティカー導入のタイミングと重なってピットストップができず、再びセーフティカーが入った時には自分がセーフティカーに逸早く捕まってしまった。

インタビューでも笑う場面が少ないほど冷静な心と評されるライコネンが見せた、あまりにも珍しい焦った姿。昨年のチャンピオンシップにおいて常に追いかける立場だっただけに、スタートダッシュを決めたかったのだろう。

しかし、残念ながらライコネンが優勝できる順位を走っていたとしても、エンジントラブルは起きていた。エンジンを載せ替えなくてはならず、マレーシアGPでは10グリッド降格のペナルティを受ける。それはマッサも同じ事である。

メルボルンの気温がエンジントラブルを頻発させたのか。そうであれば、マレーシアGP及びバーレーンGPでも止まり続けるだろう。ハミルトンが勝ち続ければ、ライコネンは30ポイント差のライバルを追いかける事になる。

フェラーリに訪れた緊急事態だ。

# by beginners-aid | 2008-03-20 11:05

【オーストラリアGP】決勝レース、レーシングホンダの勇姿

様々な事が起きた開幕戦。予想しない事が起きるのが開幕戦であるが、起きすぎだった。競技規則の大幅な変更がチームの視点を反らさせたのかもしれない。

ホンダのピットストップは良くなっていない。バリチェロの2度目のピットストップにおいて、給油中にロリポップマンが"ゴー"のサインを出すタイミングが早すぎ、給油リグと給油担当者が引っ張られた。

改めて録画ビデオを見ると、タイヤを替えてジャッキからマシンを下ろして"ゴー"のサインだった。今回が初めてならば許容範囲だろうが、2年前のサンマリノGPでもバトンに全く同じ事をしている。

当時、表彰台の獲得があったものの7位に終わったバトンは、メカニックは何百回もロリポップを完璧に上げているから2度とこんなことは起こらないと思うと公式コメントを出している。また、大きな怪我がなくて良かったとチームを責めなかった。

普通の会社であれば、同一のミスは"注意散漫だ"と上司にお叱りを受ける事だろう。F1の世界ではどのようなお叱りが待っているののだろうか。少し興味が沸く。

しかし、今回のホンダにおけるレースペースは良かった。昨年は屈辱以外の言葉が見当たらないほどの悲惨なシーズンだったが、今年はレースをしている。最下位を争うだろうという私の予想は既に外れている。

昨年はホンダに大きく期待を裏切られただけに、私はレースをしているホンダの姿が嬉しかった。フェラーリと争うホンダの姿が格好良かった。

しかし、全てのチームがまともに走ればホンダが入賞圏内を走れるかは、全くの未知数である。とりわけ、2回ストップで燃料搭載量が少ないはずのバリチェロが1回ストップ作戦のライコネンに抜かれたのは、トップチームとの壁を実感した場面だった。

# by beginners-aid | 2008-03-19 10:42

【オーストラリアGP】決勝レース、ロズベルグが初の表彰台

F1開幕戦オーストラリアGP、シーズンの開幕を我々は熱望してきた。そして、長きシーズンオフを経てレースが行われた。

一際注目を集めたのはウィリアムズのロズベルグ。GP2出身のドライバーとして、かつてのチャンピオンであるケケの息子として、デビュー当時から注目されていた。2006年のデビューから数えて3年目、遂に表彰台に立つ時が来た。

フェラーリ及びマクラーレンの速さを考えると、チームの目標は表彰台だったのかもしれない。しかし、それは開幕戦で達成された。次の目標は2度目の表彰台という事になるのだろうか。

フェラーリが予選及び決勝レースを通じて流れを掴めず、レースは大荒れであり、各チームにとって大きな好機だった。その好機を手にしたのが、表彰台を獲得した面々である。

好機と申し上げたが、各チームにとって悩ましいレースだったのも事実である。セーフティカーの登場機会が多く、ピットストップ作戦との関係で大きく順位を落とす可能性もあったからだ。

しかし、ロズベルグの結果は運で掴んだものではない。予選及び決勝レースを通じて流れを掴んでいた。とりわけ、彼が決めたロケットスタートは見事だった。はやる気持ちがあっただろうが、ミスらしいミスもなくレースを進めて、表彰台を獲得。チームとしては開幕戦で2台が入賞。いいシーズンになりそうだ。

続くマレーシアGPはコースの特性が異なるほか、エンジンの寿命が短い懸念があるからトラブルが頻発するだろう。それでも、2戦連続の表彰台に期待したい。

# by beginners-aid | 2008-03-18 11:48

【オーストラリアGP】公式予選で優勝最有力候補に試練

F1開幕戦の公式予選が開催された。多くの新人がデビューを果たしたほか、多くのF1マシンが本気でタイムアタックを行った。様々な事が起きたが、前年度チャンピオンに起きた事を取り上げたい。

昨年は劇的な逆転チャンピオンとなったフェラーリのライコネン。チャンピオンシップ連覇に向けて、まずは開幕戦でスタートダッシュを決めたいところだ。しかし、その可能性は大きく崩れそうだ。

公式予選では、燃料がうまくエンジンに流れずにスロー走行ながらピットまで戻ろうとしたが、ピットロードで止まった。用意されているガレージまで到達できなかった。

ライコネンはチームのスタッフによってマシンがガレージまで戻されたが、ピットロードもコースの一部であるとされて、予選第2セッションに進む事はできなかった。

予選終了後、予選9位のグロックがギアボックス交換による5グリッド降格及びウェバーへの妨害行為による5グリッド降格、合計で10グリッド降格によってライコネンは16位から15位に上がった。

しかし、ライコネンにとって慰めにならない。慰めになるとすれば、レコードラインからのスタートになるだけの事である。前年度チャンピオンに与えられた試練、連覇への道は険しい。

良かったじゃないか、ライコネン。僕はそう思うよ。考えてみなよ、まだ予選だ。14人を抜き去れば、晴れて優勝だ。楽観的が過ぎると思う?そうだろうね、昨年のマッサの様子を見れば、簡単にはいかないだろうね。

でも、起きてしまった燃料ポンプのトラブルは決勝で起きて欲しかった?そう考えると、予選で起きてくれた方がよほど良かったじゃないか。グッドレースを期待しているよ。

# by beginners-aid | 2008-03-16 09:59

【オーストラリアGP】フリー走行での注目チーム

オーストラリア人のウェバーにとって、母国グランプリで開幕するF1シーズン。レッドブルは、ウェバーとクルサードでチームの力を見せた。

フリー走行1日目の午前セッションにおいては、ウェバーが5位。トップ4位までを構成するフェラーリとマクラーレンが5位以下を1秒以上引き離して今年も2強だと落胆させられたが、レッドブルの5位は凄い。

午後のセッションでは多くのドライバーが30周前後を走破する中、ウェバーは2位、クルサードが5位、フェラーリとマクラーレンに割って入った。

ただ、フリー走行などというセッションはセッティングを進めるためのセッションであり、マシンの性能を発揮するセッションではない。それでも、空力パーツ及びブレーキのスタビリティ、コーナリング性能や加速性に至るまで最高水準のバランスが求められるメルボルンで良いタイムが出せるというのは、ただ事ではない。

2005年から"不発"といわれ続けたレッドブルは、昨年にルノーエンジンを搭載しても"不発"だった。しかし、ニューエイ、プロドロモウ、クルサード、ウェバーのマシン開発にかかる中心人物及びレッドブルの資金力はチームの起爆剤だ。

不安はマシンの信頼性だ。昨年はギアボックスがよく壊れたレッドブルだが、今年は同じギアボックスを4レースも使わなくてはならない。昨年のようにレース終盤に壊れるなど、問題外だ。

1997年にブレーキトラブルが頻発した事で、メルボルンがブレーキを酷使するコースだという認識が各チームとも強い。グリップが低いからブレーキ荷重で曲がりたいが、それをするとブレーキを酷使してしまうジレンマのサーキットだ。実に興味深い。

レッドブルにとって、トロロッソに抜かれた昨年終盤戦から学んだ事は姉妹チームに抜かれてはならない事。スーパーアグリとホンダ、ウィリアムズとトヨタも同一だが、エンジン供給先がワークスチームの前を走るのは後者にとって屈辱。

一夜明けた土曜日、今年初めてのタイムバトルは午後の公式予選セッションで行われる。チームの力関係が現れる。

# by beginners-aid | 2008-03-15 10:35

【お知らせ】F1参考サイトの紹介

私は公式ニュースサイト以外にもF1に関するウェブサイトを拝見する。拝見する頻度が高いウェブサイトを紹介させていただきたい。

【サーキット便り:サ便】
F1フォトグラファーであるけんさわさんによるブログだ。レースの裏側の事情やレースが行われる地域の情報があり、公式タイムデータ以外の面白い記事がある。
・ウェブサイト(http://www.i-dea21.jp/kensawa/

【F1 DataWeb】
F1に関するあらゆるデータを検索できるサイトだ。セッションやレース結果などに関するデータは網羅されており、調べたい事はすぐに判明する。
・英語のウェブサイト(http://www.f1-data.com/script/top/index.php
・日本語のウェブサイト(http://www.f1-data.jp/script/top/index.php

【Everyday F1】
個人サイトのようだが、その情報は公式サイトに肩を並べるほどである。テストタイムやレースペース、セクタータイムまでファンには嬉しい情報がある。
・ウェブサイト(http://www7.plala.or.jp/f1/

【得手に帆あげて tw-idea】
エアロダイナミクスに詳しい方の個人サイトであるが、内容は深い。独自のマシンデザインを考察しているなど、その内容は空力に留まらず駆動機器にも及ぶ。
・ウェブサイト(http://www.geocities.jp/f1tw_idea/

【indigo window】
F1初心者向けの個人サイトだ。F1用語や規則の解説をはじめデータや掲示板もあり、初心者を問わずとても参考になるウェブサイトである。
・ウェブサイト(http://www.eonet.ne.jp/~indigo-window/

【F1データネット】
ニュースや過去のデータ、用語、歴史に至るまでコンテンツは多い。掲示板を用いて情報共有ができる他、最新ニュースをメールマガジンで送ってくれる。
・ウェブサイト(http://www.f1-data.net/

# by beginners-aid | 2008-03-04 11:33

【プレビュー】ブリヂストン発表の持ち込みタイヤから見るオーバーテイクの可能性

3月14日から16日に開催されるF1開幕戦オーストラリアGPを控え、ブリヂストンは全18戦の前半戦に持ち込むタイヤのコンパウンドを発表した。

持ち込むタイヤについては昨年と大きな違いは無い。第3戦のバーレーンGPについて昨年はミディアムコンパウンドとハードコンパウンドであり、その他においては昨年と同一である。

これによって各チームの戦法は昨年におけるものを流用できる事となった。タイヤが同じであれば、作戦も自ずと同じになるからである。個人的にはショックである。持ち込むタイヤを昨年と異ならせる事で、チームを悩ます事がブリヂストンには可能な事だったからである。

また、どこからか提案されていたソフトコンパウンドとハードコンパウンドなどの組み合わせ、隣り合わないコンパウンドの組み合わせによってオーバーテイクの可能性を高める事もなくなった。

ただ、バーレーンGPにおけるタイヤコンパウンドの変更は、ブリヂストンがオーバーテイクの可能性を高める為に配慮した行動だと思える。昨年はハイドフェルドがアロンソをオーバーテイクをした。

開幕戦 オーストラリアGP         ソフト ミディアム
第2戦  マレーシアGP               ミディアム ハード
第3戦  バーレーンGP           ソフト ミディアム
第4戦  スペインGP                ミディアム ハード
第5戦  トルコGP                 ミディアム ハード
第6戦  モナコGP     スーパーソフト ソフト
第7戦  カナダGP     スーパーソフト ソフト
第8戦  フランスGP            ソフト ミディアム
第9戦  イギリスGP                ミディアム ハード

# by beginners-aid | 2008-03-03 10:27

【概説】F1はスプリントレースから耐久レースへ

F1を去るコンストラクターがいる他方で、F1参戦への噂が絶えないカーメーカーがいる。特にドイツのアウディに関して噂は絶えず、その度にアウディは噂を全面的に否定する姿勢を貫いている。

アウディは、F1に参戦をしない理由を一般自動車へのフォードバックが困難である事としている。F1は一般自動車からかけ離れた要素であり、F1で開発された技術を一般自動車にフィードバックできないのだそうだ。

かつてのF1には予選用タイヤや予選用エンジンがあり、決勝レースを有利に進めようという思想による予選における戦法である。しかし、いわば10周耐久タイヤや10周耐久エンジンという位置づけになる。

決勝レースは公式予選より耐久性が重要視されるものの、たかが2時間だけ走ればいい。つまり、2時間耐久レースである。アウディはこれを嫌い、フランスのルマンで行われる24時間耐久レースへの参戦に留める事を貫いている。

ルマン24時間耐久レースにおいて、アウディは環境問題対策の一環としてディーゼルエンジンの特徴を最大限に活かし、優勝を果たした。そして、世界中でディーゼルエンジンにおける可能性を見出し、開発が継続されている。

しかし、F1も今までの2時間耐久レースから耐久性を伸ばす方向性に舵を切りつつある。エンジンは2グランプリ連続で同一のエンジンを使用しなくてはならず、ギアボックスは4グランプリを使い続けなくてはならない。

この方針転換については競技規則の多くを変更しなければならず、これまでもスプリントレースの魅力を失いかねないという懸念の中、国際自動車連盟が主導してF1という自動車競技を数年間で変えつつある。

しかし、エンジンやギアボックスが指定したグランプリ開催数に絶えられなかったところで、10番ほどのグリッド後退の罰則だけである。これでは一般自動車へのフィードバックを前提とした競技としては不十分だ。

耐久性を重視した考察として、現在のレース距離300kmを500kmに伸ばすのはどうだろうか。バルセロナでの公式テストで100周以上を走破しているのだから、ドライバーのスタミナは問題ないと思う。

# by beginners-aid | 2008-03-02 14:49

【お知らせ】ブログの記事とコメントについて

私はF1を1996年から見ており、今年でF1観戦歴は13年目のシーズンとなります。普段からF1に関するニュースサイトを閲覧しており、その際に感じた事を中心にブログ記事としております。

初回の記事と重複しますが、昨年までもF1ブログを作成しておりました。そちらのブログは放置する結果となってしまい、懇意にさせていただいていた方には大変申し訳ありませんでした。

私はブログを個人的見解の場と考えており、また他の方のブログを拝見して自らの意見をコメントという形で残していくコミュニティだと考えております。

タイムシートなどの公式結果から考えられるレースの推移や行動を推測するものと思っており、特に私の奇抜な記事については多くの訪問者の方々が様々なご意見を持たれると思います。

ご意見やご感想、ご批判につきましては謹んでお受けいたしますので、コメント欄を使っていただければと思います。私の考察も推量の域を出ておらず、何かと訪問者の方々のご意見に縋る事があるかと思います。

私は訪れていただいた方により読みやすい環境を作るため、文章を少なくしております。また、3~4行を基準に一つの段落として分け、より読みやすくしております。

私は1240×1024の画面を使っており、1つの記事が一画面で収まる事を目指して文章の作成を行っております。1024×768の画面をお使いの方にもほぼ一画面で収まるか、僅かなスクロールで済むでしょう。

F1解説者の近藤氏と同じような発言になりますが、私は日本国内のF1に対する人気が高まれば嬉しく思います。イタリアにおけるティフォッシのような人気は遠い存在かと思いますが、そうなると嬉しいですね。

# by beginners-aid | 2008-03-01 11:20

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